「間」を設ける技で、限られた空間に「ゆとり」が生まれた。
新築外構のご相談でした。お客様の「想い」を具体的な形になるデザインを考えてくれる業者になかなかめぐり逢えなかったということが、「五感+」へのご相談のきっかけでした。
初回のお打ち合わせでは熱心にこれまでのデザインについて質問やご自宅に置き換えた場合の問い合わせなど夕方からスタートして3時間経過しましたが熱心にお話を頂きました。
「これまでこんなに打合せが楽しいものだとはおもいませんでした!」と笑顔で帰路に着かれたのを今でも忘れません。
建物計画は角地となっており、ご要望は、車2台、自転車、プライベートが保証された庭がほしいというものです。
これまでの業者さんの計画図で何か物足りなさを感じられたのは「圧迫感」を持った計画だったからとお伝えしました。
たとえ敷地が狭くとも、今回の計画では「間」を設けることをポイントにしました。「間」を設けるとその空間に「ゆとり」が生まれます。
今回はリビング前のウッドデッキをあえて少し斜めに振り、そこに生まれた「間」が門壁に面を作ってくれました。
このことで、外構の柱となる個性的な大阪壁が出来ます。この出来た「間」に植栽を配置することで大きな門構えが、建物と外構の調和を図り、さらによりよい外構デザインとなるのです。
何気なく描かれたように見える一本の線には、想いや考えが込められており、その考えの中身こそ五感プラスのデザインなのだと思います。