「間」を設ける技で、限られた空間に「ゆとり」がうまれました。
ご相談内容
ヘーベルハウス様でご新築をされたT様は、外構にデザイン性を求めたいものの、中々しっくりくるデザイン案に出会えなかったようです。
よくあるお話の一つですが、希望として伝えた内容は詰まっている図面なのに、インスタグラムで見るようなワクワクする雰囲気が伝わってこないのでしっくりこないと、外構を決めかねていらっしゃいました。
「こだわり」を求められる方々になかなか対応が出来ていないといった事例が増えてきているように思います。
ご要望
1.素敵なファサード計画
2.テラスでプライベートな空間を楽しみたい
3.車は2台停めれるようにしたい
コンセプト
『敷地を最大に生かし、家の顔を創る』~角地だから出来るゾーン計画~
計画内容
当初クローズ外構もお話に出ていたのですが、ご要望のスタイルをお聞きしているとセミクローズタイプがおすすめだと判断しました。
また、他の業者さんでの提案に何か物足りないと感じられた理由は、ホッと息が抜ける空間「間」の取り方が違っていたからだとお話をしました。
実はこの「間」のなかにみなさんが写真から感じ取られる「ゆとり」を生み出します。
ほんの10cmでもそのような印象を持たせることが出来ます。
今回のプランでは門壁をダイナミックに演出するため高さと角度を取るデザインで「間」をおつくりしました。
角度を振ることで生まれる「ゆとり」には植栽を配置し、建物とのバランスを整えて調和を図っております。
そうすることでよりよい、映える外構計画となります。
図面の描かれた1本1本の線には、このような思いや考えが込められており、その考えの中身こそ五感プラスのデザインなのだと思います。
完成
当初のお打合せから、ご主人様が大変気に入って頂き、お仕事帰りのお打合せにも関わらずお時間をたくさん取っていただきました。
「外構の打合せがこんなに楽しいものだとはしりませんでした!」とご主人様からの熱い言葉に嬉しい気持ちになりましたが、T様と同じ悩みを持たれている方がまだまだいらっしゃるという現実もあるのだと感じました。
決してすべてにお応え出来るわけではありませんが、一人でも多くの方が五感プラスを見つけていただき、一緒に素敵な住空間を創りたい!と思っていただけましたらたら、とても大きな力となり、街並みを美しくしたいという夢が一歩づつ実現できると考えております。