今までに見たことのないエクステリアを

□ご相談内容

練馬区での建築される外構計画で、メーカーさんなどの提案にしっくりと来ていなかった時に、五感+の施工事例を見てお問い合わせ頂いたのがきっかけで外部空間の設計を手掛ける事になりました。

O様のご要望は、『今までに見た事のない外構を作って欲しい』との事でした。

□ご要望

1.ほかの住まいでは見ないような外構にしたい。

2.駐車場のコンクリートは汚くなって嫌だから、何か他の素材で。

3.無機質な空間は好きだけど、無機質になりすぎないように、植物はポイントで入れて欲しい。

□コンセプト

「異素材同士を融合させ調和させたエクステリア」

□ご提案

『駐車場は汚れも目立つしコンクリートは嫌なんです』との事から駐車場をお庭空間へと昇華させてる事にしてエクステリアを作ることと致しました。

ただ、住宅展示場に行った際にふと目にした蛇籠(ガビオン)が気になっていて、何処かに取り入れる事が出来れば取り入れたいとのお話から、大胆にメインのデザインウォールに取り入れる事にしてご提案しました。その蛇籠で構成したデザインウォールにオリジナルデザインした大判プレートの表札を作成してお住まいの顔としました。

照明はすべて間接照明とされている

道路正面から建物を見た際に、右側に重心がよっているように思い、エクステリアではH鋼材で作ったオリジナル格子フェンスで構造物重心を左に取る工夫をして敷地全体としてのバランスを整えました。
アプローチ部分には玄関に訪れる人を誘う建物カラーと同じホワイトカラーのタイルでラインを入れました。

これによって自然と引き込まれる環境を創り、引き込まれたその先には外構のシンボルツリーが見えてくる空間構成にしました。

また、各アイストップにみどりを配植し、外構と建物との調和を図る事でバランスの取れた外部空間に仕上がりました。

また蛇籠の中に入れた割栗石をエクステリアの植栽根締として使いながら、そのままお庭に見立てた駐車場まで繋げて使って行く事で、敷地全体をひとつの空間として創り上げることが出来ました。

その駐車場は普通にコンクリートを打設するのではなく、緑化舗装ブロックを取り入れて、通常はそのブロック周りを芝生など緑化しますが、今回はコンセプトから砂利敷きにし、床面を仕上げました。
その中にアクセントで敷き込んだ大判の化粧平板が駐車場奥に植えたアイストップのシンボルツリーへと誘います。
この様な様々な要素を取り入れる事で一般住宅では見たことのない様な駐車場に仕上げる事が出来ました。

街ゆく方からもお声がけ頂ける、O様にも大変喜んで頂けた外部空間になりました。