邸宅にふさわしいトラディショナルな外構
N様邸コンセプトは、『振り返る・・魅力感じるエクステリア』空間を創ること。
N様邸お家外観は、窓枠周辺に凹凸がついており、立体的に見える工夫がなされている反面、色目が淡いホワイトアイボリー系単色で構成されていることから、幾分、シンプルに見える。
そこで外周各ポイントに空間を締める彩の角柱を配置。また左官は若干、建物より落ち着いた色目のホワイトアイボリーを主体にシンプル構成。
フォルムは、角地や角きりラインができるだけ強調されない様、天端は揃え、距離面にRを多用。柔らかくデザインしました。
また門扉や外周のフェンスには、ロートアルミを使用。建物TOPの「マル」デザインを金物にシンプルに取入れ、建物との繋がりをもたせました。
あと、アプローチやカースペースの床材は、奥様御要望の自然素材(石材や洗出し)を用いて演出。あえて色目を押さえ、周辺の緑が生えるよう心掛けました。
完成した際、御夫妻より、「外構で敷地がここまで変わるとは思いませんでした!」とお言葉いただけました。
御施主さまより、大きな「テーマ」をいただき、私共の「自由な発想・提案力」を託された、今回の工事・・。 これがデザイナーのあるべき姿であり、力が発揮できるスタイルなのかと感じました。