プライベート空間が創る新しいライフスタイル
□ご相談内容
ご新築当時から、なかなかイメージが湧かずお庭に手が付けられなかったということはないでしょうか?
色んなお客様にヒアリングする中で、「お庭で何をしますか?」となるとそんなに多くのアイデアが浮かぶことはありません。そうするとついつい後回しになってくるということが多く見受けられます。
□コンセプト
「開放性と緑の豊さであえて魅せる(見せる)外周の新たな魅力」
□ご提案
今回はT字路に面する視認性の高い敷地でしたので、まずはプライベート性を高めることに着目しました。
通常でしたら外周に目隠しフェンスを!となりますが、地域柄、開放性と緑の豊さが街並みを創っていたので、あえて魅せる(見せる)外周にしましょうとご提案しました。
そのため通常よりもしっかりと囲い感を演出するための高さのあるブロックとグリーンで柔らかく視線の誘導による目隠しを行いました。
その際オリーブの樹形が醸し出す魅力と樹高を借りて、ポーチよりも少しでも高いものを選び、添えるように配植しております。そうすることによって、外から眺めた時に建物と外構がより一体化してまとまりのある空間が出来上がります。
お庭のカラーコーディネートでは建物の外観に合わせると黒と白の基調色ですので、重たい雰囲気となります。
そこで、お住まいのご家族の雰囲気「柔らかい」にイメージを合わせることとしました。
ホワイトを基調としながら赤~茶色の天然石のボーダータイルがマーブル調となっており、とても優しい雰囲気で迎えてくれます。
床には少しブラウンの模様が入った300×600タイルで広々と見せ、心地よい空間の中でいつまでもゆっくりと座っていたいと想って頂けるコーディネートになったと思います。
ライトの形状もすこしノスタルジックな雰囲気を持たせ、10年後も飽きの来ないデザインとしています。
その頃にはお子様も大きくなられまた一味違うお庭空間の楽しみ方が出来るのではないでしょうか。