印象深い杉板コンクリートウォールが住まいの格式を上げる

圧倒的な建物フォルムと外構のバランス

昼間の雰囲気は夜間とかなり違う感じになります。

ボリューミーな建物に対してしっかりと寄り添う外構にいかに仕上げていくかが今回の大きなポイントとなりました。まず目に入ってくる大きな壁が印象的な建物です。そして高低差のある敷地が、より重厚感を与えています。そのような条件で、外構を同じように重厚さや高さのある演出を進めますと、インパクトを前面に押し出した仕上がりになってしまいます。

ステンレスの立上りと浮遊感をもたらすことで、艶やかで気品のある空間に仕上げました。

空間の先を期待させる空間デザイン

出来れば、構成の中に「抜け感」「遊びの間」「広がり感」といった空間の要素を設け、その中に「柔らかさ」「気品」などがあると、見る者に安堵感をもたらすことが出来ます。 

落ち着いた雰囲気の中に気品を感じさせる

白のストライプがアクセントとなり、伸びやかな印象を与えてくれる。
隣地側に壁を設けることで、夜間スポットライトの照射でさらに奥行を感じさせる。

また囲われるように配色した木々の佇まいも大きく印象深くしてくれています。季節の頃になるとメインツリーの大きなイロハカエデが色付き始め、ライティングにより印象深い景観に変化してくれます。 来訪された方々はきっと心を奪われることでしょう。