屋外をセカンドリビングにする。~How To Out Door Living~
溢れる緑に囲まれて暮らす。自宅に草木に触れ自然の営みを感じるスペースが屋外にあるということは、確実に暮らしをグレードアップさせます。
しかし、屋外にただスペースを設けても日常的に使用されている方は意外と少ないかもしれません。今回は、セカンドリビングとして活用できる実用的な屋外空間の作り方をレクチャーします。
庭の考え方
日本において庭は長く眺めるためにつくられてきました。しかし戦後、ライフスタイルの変化とともに庭に面した客間は、家族の憩いのスペースとしてのリビングへと変化し、庭も一つの居住空間として取り込む試みが模索されるようになってきました。
庭をリビングと繋げる
リビングと庭とには、段差があったり裸足では出られないなど意外と物理的、心理的障害があります。まずはスムーズに出られることが必要です。
1,庭の床を上げ、段差を解消
2,広い開口を設ける
3,二方向から出ることができる
建物の設計段階から庭の計画も同時に考えることは、とても重要です。これは次の機会に詳しくお話したいと思います。
庭をセカンドリビングにする方法
ただ、庭にデッキやテラスをつくっても、かなり恵まれたお土地でない限り、隣地は近くにあるのが普通です。周囲からの視線を気にすることなく屋外の開放感を味わえることは難しいのが普通です。狭い庭を広く感じさせるテクニックは必要です。
1,壁で囲い、視線をシャットアウトする
2,屋根をつけて、囲う
3,花壇を作り、植物を身近に植える
4,ライティング計画を取り入れる
お気に入りのスペースにするために
永く、愛着の持てる空間にするためには「育てる」という気持ちが必要です。お掃除のようにメンテナンスがあってこそのお気に入りスペースになります。
1,趣味にあう、ファニチャーを見つける
2,お手入れできる植物を選ぶ
3,リビングから見える所に好きなものを飾る
本当に自分のお気に入り空間にするためには、庭を美しくデザインするだけでなく建物と庭の関係性を考えることが大切です。また、植物の知識やメンテナンス方法なども重要です。後悔しないスペース作りのために、ぜひ一度ご相談ください。